【インターン】学生の私でも新規事業立ち上げに関われる貴重な経験をさせてもらえた
株式会社MERC(以下、MERC)でインターンとして活躍している大学3年生の稲田聖也さん。今回は稲田さんにMERCで働き始めたきっかけやMERCで感じたこと、経験できたことなどについてインタビューしました。
ー まずは、自己紹介をお願いします
現在、東京工科大学工学部応用化学科の3年生です。化学の中でも素材の研究がメインですが、それに付随する生物学や物理学についても学んでいます。高校生のとき、他の科目に比べて化学の成績が良くて「自分は化学が得意なのかな?」と思い、大学では化学を専攻することに決めました。将来は研究職を目指しています。
今はMERCでインターンをしている以外に学習塾でのアルバイトもしていて、小学2年生から高校3年生までを対象に数学と化学を教えています。
ー MERCでインターンをすることになった経緯を教えてください
私が通う学部では、社会人としてのマナーやチームワークを学ぶための「コーオプ実習」と呼ばれる産学連携で実施している実習プログラムを受けることが必修科目になっていて、大学が提携している人材派遣会社からMERCを紹介されました。
営業職の実習を希望していたのでMERCのデータ整備の仕事を紹介された時はびっくりしましたが、プログラミングの授業や実習レポート作成などで数字を扱うことには慣れていましたし不得意ではなかったので、当初の希望とは違いましたがMERCで働くことに決めました。
MERCの主軸となるマーケティングについては未知の世界だったので新しいことを知れそうだと期待が膨らみましたし、自宅と八王子の大学を行き来している毎日だった私としては勤務地が表参道だと聞いてワクワクしていました(笑)。
ー 担当している業務は具体的にどんな内容ですか?
営業チームのKPI管理のダッシュボード構築と人材紹介事業チームで新規システム構築を担当しています。
ダッシュボード構築では、スタッフごとの営業状況や全体の実績を管理するシートをより使いやすいものにするのが主な業務です。様々な関数を活用したシートで管理していますが、データを手入力している箇所が多かったシートをブラッシュアップして、入力作業をもっと簡略化するのが最初に任された業務でした。
その後、MERCの新規事業である人材紹介事業チームでの新規システム構築、具体的には各企業の求人データを様々な求人媒体のエントリーシートに自動反映させる仕組みを関数を使って作る業務を担当しました。
ー MERCでどんな経験ができたと思いますか?
もともと関数に詳しいわけではなかったので最初は正直不安でした。社員さんの中には自分よりも関数に詳しい人もいたと思うのですが、社員さんが「時間がかかっても良いし調べながらでも大丈夫だから、やってみよう!」と言ってくださって、そこから関数について調べながら架電リストやそのKPI管理のためのダッシュボードをブラッシュアップしました。
ダッシュボードは作りながら業務の中で活用していたのでダッシュボードは作って終わりではなく、営業の方に使ってもらって不便があれば改善を繰り返しました。日々改善のためのタスクが増えていくのですが、それを毎日着実に解決させて、仲間のためにお客様のためにより良いものを作り上げる経験ができました。
入社して1か月ほど経った頃に人材紹介事業チームでの業務を任されたのですが、入社してから1か月間毎日のように関数に触れていたので、この頃には「これなら自分でもできるかも」と思えるくらいになっていました。2週間程度時間はかかりましたが、最終的に、求人情報を1つのシートに入力すればその内容を複数の求人媒体へ自動反映させる仕組みを完成させることができるほど、関数に関してはかなり詳しくなったと思います。
また、人材紹介事業はMERCにとって新規事業で大きなプロジェクトにも関わらず、私が窓口となって社外の人との会議をセッティングしたり、会議で進行を任せてもらえたり、MERCの一員として社外の人と接するチャンスがあったことはとても貴重な経験でした。新規事業の立ち上げに関われること自体がすごいことなのに、それを学生時代に経験できたのはすごくありがたかったです。
ー 働いている中で、思い出に残っているエピソードはありますか?
「まずはやってみよう」と関数について調べながら業務を進めていたものの、最初は調べること自体が苦手で、成し遂げたいことを達成するためにどんな関数が必要なのかを調べなきゃいけないのにリサーチが進まなくて困っていました。
その時、社員さんから「調べる方法について調べてみて」とアドバイスを受けたのですが、調べ方を調べるという発想がなかったのでそのアドバイスに驚きました。調べてみると、条件設定の方法や検索キーワードの表現やニュアンスを変えることで検索結果が変わることが分かり、おかげで今では調べるのがだいぶ速くなりました。
あと、先ほど話した自動反映の仕組みが形になったことを社員さんへ報告しに行った時、「やったね!すごい!!」「これくらいのスキルがあれば、スタートアップ企業で十分通用すると思うよ」と評価してくれたのが嬉しくて、心の中でガッツポーズしました。
ー MERCで働き始めて、意識や考え方に変化はありましたか?
まずは、優先順位の考え方が変わりました。簡単にできそうなことから済ませた方が早く終わるような気がしていたので、これまでは簡単なことから手を付けるようにしていたのですが、社員さん同士のやり取りを見ていて、重要なことと緊急なことのバランスを考慮して優先順位をつけることが大事だと思うようになりました。
あと、働くことへの意識、責任感が変わりました。これまでのアルバイトでは私がいなくなって困るような環境で働いたことがなかったのですが、MERCでは関数に関する業務をしているのが私しかいない時期があり、その間は「自分がいなくなったら会社が困ってしまうかもしれない」と感じることが多く、プレッシャーはありましたが責任ある仕事を任せてもらえる楽しさを感じることができました。
ー 社会人になってからも役立ちそうだと思うことはどんなことですか?
ダッシュボードを構築する時、最初は思いつくままに関数を設定していたのですが、ある程度理解が深まってきた頃に社員さんから「単に関数で自動化することを目的にするのではなく、その後、他の誰が見ても内容が分かるような関数を使った方が良い」とアドバイスをもらって、その場が良くなるだけではなくその後のことまで考えて仕事をすることの大切さを学びました。
これ以外にもメモの取り方や情報共有のルールなど仕事の段取りがスムーズになる方法を学べたので、これからも意識して取り組んでいきたいと思っています。
ー MERCのスタッフの印象はどうでしたか?
MERCは失敗しても良いから一度任せてみるという社風なのかなと思います。目的を果たすために何をすれば良いのか、社員さんが予想できることでもやり方を教える前に「まずはやってみて」とやり方は分からないまま頼まれることが多かったので最初は戸惑いましたが、頼まれるということは私にならできるだろうと見込んでくれているんだと思い、いろいろとチャレンジすることができました。
また、経過や結果について社員さんに相談する時も、常にフラットに意見を聞いてくれるので意見が出しやすかったです。社員さんと私の意見が食い違うこともあったのですが、そんな時もきちんと私の意見を聞いてくれた上で、その後に社員さんの意見を分かりやすくお互いが納得できるまで説明してくれました。インターンの私の意見が採用されることもあったので、社員さんの意見をそのまま受け入れるだけではなく、自分の意見をしっかり伝えることも大事なんだと感じました。
あと、社員さんだけでなく一緒に働いているインターン生も優秀な人が多くて、インターンの先輩を見て「同じ大学生なのにこんなことまでできるの?!」と驚きました。
ー 最後に、今後インターンとしてMERCで働く人に向けてメッセージをお願いします
MERCはインターンの立場でもいろいろなことを経験させてもらえるので、受け身でいるだけではもったいない環境だと思います。
例えば、分からないことが出てきた時、何も調べていない状態で「分からないです」と言ってしまうと受け身な人だと判断されてしまうと思うんです。「分からないので教えて欲しい」とすぐに質問するのではなく、自分なりに調べてそれでも分からなければ聞くようにすれば、社員さんからのフィードバックも変わって、お互いの信頼関係が築けるのかなと思います。
信頼されれば自分の意見を伝えやすくなるし、意見が通りやすくなることもあると思うので「分からなかったら調べる」。これを徹底できる人なら、MERCで大きな経験ができると思います。
私はたった2か月で大きな達成感を味わうことができたので、積極的に能動的に業務に取り組んでみたい!という人はぜひMERCのインターンに挑戦してみてください。